2014年7月4日金曜日

6月29日(日)ベルギー・Hansbeke ケルメスレース

距離:118km
出走者数:74名
天候:晴れ


今日はパールイズミ ロードレーススクール最後のレースでした。午前中は雷雨でどうなるかと思いましたが、レース会場に到着した時にはなんとか晴れて、路面も乾きベストコンディションになりました。今回は一周6kmで17周回で、毎周回賞金も出ます。コースは最初の3km程はかなり風が吹き抜けるコースで直線でした。そして鋭角に曲がり一気に道幅が細くなり、路面も砂利が多くかなり走りずらいコースでした。出走人数は74名と、オランダのレースよりベルギーのレース方が比較的多いのも分かりました。

今回も最前列でスタートすることができ、集団の前方で走ることができました。最初の直線ではかなり風が強く、集団内にいても風を受けない場所を探すのが難しい程で、その中で数名アタックをかける選手がいたが、決まりませんでした。

中盤になると一気にペースが上がり、直線でも集団が団子状態になることはなく、後ろに付くのが精一杯でした。気が付くと最後尾に位置して、前に上がろうと思いましたが上がれなかった。そして前には逃げのグループができ、自分は集団に置いて行かれてしまった。次の周には集団からの4名と一緒に千切れてしまった(自分を含めて5名)。5名で先頭交代して追ったが、離されてしまいラスト6周で降ろされてしまった。

結果はDNFのはずであるが、正式結果にはこの5名までは降ろされた時点での着順が付いていて37位でした。毎周回賞金が掛かっていたこともあり、集団のペースが下がることはありませんでした。その為、自分は他の選手よりトップスピードが無いゆえ、ペースが上がった時に付くのがきつかったです。しかし、千切れた後の5名の先頭交代では最初よりは上手くでき、手応えを掴むことができました。

今日でパールイズミロードレーススクールのレースが終了しました。1ヶ月間と言う短い期間でしたが、自転車の技術力は勿論、生活面でもとても勉強になりました。日本とは違う環境で生活することにより、文化の違いにも肌で感じることができました。

2014年7月1日火曜日

6月28日(土) オランダ・Kruiningen クリテリウムレース

距離:80km 
出走者:35
天候:曇りのち一時小雨


今日はオランダでのレースでした。一周は2km程でコースはテクニカルな感じでした。90度に曲がるコーナーが2箇所程あり、S字の様なコースもあり、今までで一番難しいコースだったと思います。又、レンガ舗装だった為、腰が痛くならないよう空気圧は低めに設定しました。出走人数は35名。賞金は30位までなので力が入りました。そして有力選手は少ないと聞いていたので自分が積極的に動こうと決めて走りました。

今回はスタート位置を前にとることは出来なかったが、人数が少なかったため3列目には入ることができた。序盤はハイスピードの展開になり、集団は一列の状態に。半分過ぎてからアタックしようと決めていた為、後ろで足を溜める作戦に。コーナーがきつい箇所もある為、集中して前に付いて行く様に走りました。何名かがアタックしましたが、特に決まらなかった。

中盤に6名の逃げが見え、集団がけん制状態に入った時にアタックし、2名で追う形になった。前に逃げている集団が見えていたが、なかなか捕まえることができない。そして後ろからきた集団に吸収された。その後、積極的に集団を引き、追おうとしたが追い付くことはできなかった。

レース後半、8名の逃げができたが、自分はその前に足を使ってしまい追うことは出来なかった。そして集団も追うが、けん制状態に。ラスト5周の看板を見て、自分はゴールスプリントでは勝てないと思い、集団がけん制に入った時に一人でアタックしようと決めた。ラスト一周に入る前に単独でアタックすることに。後ろも近かったがなんとか逃げ切ることに成功した。前で一人で逃げている選手と合流したが、最後のゴールスプリントで刺されてしまい、結果は16位でした。

今回、自分の中で積極的に動くという目標は達成されたと思います。しかし、前の逃げを追走する力やコーナーでの曲がり方など課題を沢山見付けることができました。レース後に山宮コーチからコーナーの曲がり方のテクニックを教わることができたので、意識して走りたいと思います。

次が最後のレースになりました。寝る前によくストレッチをし、明日は全力で走りたいと思います、頑張ります。




2014年6月30日月曜日

6月25日(水) ベルギー・Heist op den Berg ケルメスレース

距離:120km
出走者:83名
天候:晴れ


今回はベルギーでのレースでした。一周6km20周、道幅が広く緩やかな坂があった為、スピードが乗りやすいコースです。途中、一気に狭くなる場所で両端が土になっていた箇所があったので注意が必要でした。出走人数は83名と多く、中にはコンチネンタルチームの選手も見えました。序盤からペースが上がると思い、スタートの位置も早めに行き、前でスタートを切ることができました。

序盤、前ではコンチネンタルチームの選手達が引いていた為、かなりペースが上がり、集団は一列に伸びた。風もあったため、脚を使わない様に風を受けない位置を探して付いていました。最初の3周目にはコンチネンタルチームの選手を含めた8名の逃げができてしまった。その逃げを追う為に何名かアタックをかけたが、追い付くことができず、結局レース中盤になっても逃げに追い付くことができなかった。そして集団内でも目立った動きもなかった。

ラスト5周を過ぎた時、集団から20名程の逃げができた。自分もその逃げに乗ろうと思った時には遅く、少し開いてから追いましたが、集団は見えるものの捕まえることができなかった。そして集団内でゴールスプリントに。前に位置していたが抜かされてしまい、結果は39位。

今回のレースで、集団内での走り方が最初に来た時と比べるとかなり見えていた感じはした。自然と風を受けない位置を探し、無駄に風を切っていなかったと思います。しかし、自分には逃げれる脚とダッシュ力が欠けていると改めて痛感しました。残り2レース。悔いのないように走りたい。

2014年6月26日木曜日

6月23日(月) オランダ・Luyksgesgtel クリテリウムレース

距離:約90km
出走者:48
天候:晴れ


今日はオランダでのレースです。3レース続けてベルギーだったで、久しぶりのオランダのクリテリウムレースでした。今回は移動遊園地も設置され、サッカーワールドカップ、オランダ代表の試合もあったので町はお祭りのような感じでした。一周2.3kmで難しいコーナーはなく、かなりハイスピードのコースです。道幅も全体的に広く、途中レンガ道がありましたが、他の場所はアスファルト舗装だった為、走りやすく今回の出走人数は48名程で、十分賞金も狙える人数でした。

スタートは前が有利と言うのは知っていた為、今回も前でスタートを切ることが出来ました。しかし、レース序盤からペースが速く前を走ることが出来ず、後ろを走ってしまいました。前に出ようと試みましたが、オランダのクリテリウムレースは一周が短い為、すぐコーナーが来てしまう。そこでも前に上がる選手は沢山いたので自分の技術力が足りないと改めて感じ、いつの間にか最後尾を走っていました。

レース中盤では6名の選手が抜け出し、集団も逃げ集団を追う為、ペースがかなり上がり、結局6名は逃げることに成功し、集団もけん制が入ったりした。山宮コーチからは「集団のペースが落ちたら後ろで休むのではなく前で休め」と言われていた為、団子状態になった時にアタックする選手に付いて行き、逃げようと思ったが上手くいかなかった。自分でも攻めようと思い、何人かと行こうと思いましたが、集団が伸びるだけでアタックにはならなかった。

そしてラスト5周程で8名が逃げる、その逃げに乗ることはできず集団に残ってしまった。そのまま集団でゴールスプリントの形に。絶対に前に位置したいと思いラスト2周は前に位置取りしていたが、気を抜けばコーナーで内から抜かれてしまった。自分も譲りたく無い為、並走状態で走ったりもしたが、外からも選手が追い抜く為、気が付いたら後ろにいた。そしてスプリントしたが前には大勢いた。結果は32位。前に出れず、後ろにしか位置することができない自分に本当に悔しいです。あと3レース、良い結果を報告できるよう頑張りたいと思います。

2014年6月23日月曜日

6月21日(土)ベルギー・Rijkevorsel ケルメスレース

距離:120km
出走者:79名
天候:晴れ


今日のベルギーでのレースは一周5.2km。路面はレンガ舗装が無く走りやすかったが、途中のコーナーでは中央分離帯がある所があった為、注意が必要でした。風はあったが最後のゴール直線は多少追い風といった感じでした。ベルギーでのレースは一周の距離が長い為、いかに風を受けずに走れるかが重要というのは知っていたので、今回も風を読み走ろうと決めていました。また、10周回目と20周回目には周回賞があるので、その周には注意をしていました。

今回も早めにスタート位置に行ったため、前方からスタートすることができました。レース開始と同時に前を引く選手がいました。後ろについてコーナーに入った為、無駄脚を使わず走ることができました。前々回のレースで最初の逃げが最後まで逃げ切ったことの印象が強かった為、なるべく前を走り、逃げには乗りたいと思っていましたが、決定的な逃げはありませんでした。

そして中盤の最初の周回賞に近づいた時にペースが上がり15名の逃げ集団ができた。大事な時に前に位置していなくて、乗ることはできませんでした。集団からも何名かアタックしたが追い付くことはできません。

レース後半、最初に4名程が逃げて、その後何名かもアタックしましたが、その前に脚を使ってしまい乗ることはできず、この時に集団より前に27名が逃げていました。そして集団内でもゴールスプリントの為、位置取りが激しくなってきました。自分も先頭の方に行ったりしたが、すぐに他の選手が来るような形に。ラスト2km付近で単独で逃げる選手も出て、集団もペースが上がり始め、最後のコーナーに入りゴールまで500m位で自分はもがき始め、何名かに抜かれててゴール。

結果は39位。出走者は79名で完走者は59名でした。最初の逃げ集団に乗れず、その後にも乗れなかったのが悔しいです。なかなか思うようには行かないと改めて思います。しかしレースで完走するという目標が達成できたのは良かったと思います。途中、先頭を引いている時waaier※(注)をすることができました。集団の後ろにいるより先頭でwaaierをするほうが楽で本当に驚きました。レースでも実践できたので良かったです。まだまだ課題が沢山あるので、一つずつ達成できるよう頑張ります。

次のレースは23日オランダでのクリテリウムです。ベルギーのレース展開とは変わると思ういますが、しっかり喰らい付いて行きます。

(注)Waaier(ワーイヤー)と発音するオランダ語。風の中をグループで走る際の特殊な先頭交代の方式。

2014年6月19日木曜日

6月18日(水)ベルギー・Keerbergen ケルメスレース

距離:116.6km
出走者:109名
天候:曇りのち晴れ


今日は2回目となるベルギーでのレースでした。一周6km程で、コースもかなり走りやすかったです。一部カーブを曲がった先が多少細くなっていた場所のみ注意が必要でした。前回と同様、道も広く風当たりも強いコースだったので、どれだけ風を受けずに走れるかというのが今回の課題でした。前回のレースが終わった後、山宮コーチに先頭交代の仕方や交代後にどこの場所に行けば良いかなどを教わりました。また、プロレースのDVDの映像を見たり、実際に走りながら教えてもらえたので、かなり分かりやすかったです。特にオランダ発祥であるwaaier(ワーイヤー)という先頭交代を教わりました。学連のレースでは平坦基調のコースが少ないため、なかなか行われませんが、ヨーロッパでは当たり前の様に使われている交代の仕方です。実際に練習で行ってみたが、コツをつかめばかなり脚を溜めて逃げることができると思います。しかし、かなり集中をしていなければ落車の危険もあります。その為、レース前に風向きを注意したりと考えていたので緊張していました。

今回もスタート位置を前方に着けたのでかなり楽にスタートすることができました。レース開始からアタックする選手もいた為、それに付いて行きました。しかし、最初の直線は前から風が吹いていた為、すぐに吸収。吸収されて集団に牽制が入った時に誰かがアタックするといった様なことの繰り返しでした。前々に行くが、なかなか決まりません。

レース中盤、数名の人がアタックし、自分を含めた数名が飛び出しました。しかし、ワーイヤーの先頭交代をしようと思ったがなかなかうまく行きませんでした。後ろを見たら集団も来ていた為、すぐに吸収されてしまいました。残り11周に入ったとき、後輪がパンクしてしまい、結果はDNF

オランダのクリテリウムレースではスペア車輪をスタート位置に置き、ラップされても再びレースに戻ることは可能ですが、ベルギーのレースはパンクしたら終了です。途中まででしたが、集団内でも風の受けない場所を探したり、前輪をどちらに差せばいいかなどと考えて走ることはできたと思います。だが、パンクという結果で終わってしまい、かなり悔しいです。

次は21日ベルギーでのレースです。まだまだ走行技術が無いのでしっかりと意識して走り、多くの技術を吸収して行きたいと思っています。

2014年6月17日火曜日

6月15日(日)ベルギー・Aartselaar ケルメスレース

距離:116km
出走者:76名
天候:晴れ


今日は初めてのベルギーでのレースでした。オランダでのクリテリウムでは一周がかなり短いが、ベルギーのレースは一周6kmから10kmが基本です。コースはオランダよりとても優しいと思います。鋭角に曲がるような箇所はなく、路面も比較的綺麗でコンクリートの板をつないだような感じでしたが、つなぎ目に多少穴があったので、そこだけ注意が必要でした。昨日から雲が厚く曇りの状態が続いていて、今日も少し肌寒かったがスタートしたら日も差してきた為走りやすかったです。

レーススタートと同時に前で何人か逃げる選手がいた為、自分も乗らせてもらい計19名で逃げることに成功しました。スタート位置を前に取ることができたので上手く乗れたと思います。しかし、2周目には千切れてしまい、集団に戻ることになりました。集団内でも前を追う為、アタックがあったので乗ったりしましたが、上手に先頭交代ができず脚を使ってしまい逃げに乗ることができませんでした。

レース後半、集団の後ろにつくのがやっとの状態でしたが千切れてしまいレース半分で降ろされました。
 
今回のレースはかなり勉強になったレースでした。周りに風を遮るようなものは無く、いかに脚を使わずについていけるかというレースだったと思います。結局最初に逃げていた自分を除いて18名の逃げ集団はそのまま逃げが決まり、最後のゴールスプリントにもつれていました。逃げ集団は綺麗に先頭交代を繰り返してたのを見て、自分はその交代の仕方をしていないと気づきました。その分、余計に風を切ってしまい無駄足を使っていたのだと思います。日本でそのようなレースを走ったことが無かった為、風を受けずに走ったり、無駄足を使わない先頭交代の技術がありませんでした。しかし、その技術をしっかりと自分のものにすることができればレースでの動きがかなり広がると思うし、逃げ集団と一緒に行くことができるはずなので覚えたいと思う。

ベルギーに来て2週間経ちました。あと2週間しかありません。レースの回数も限られているので今後の1レース毎、自分の課題を見つけクリアしていき、多くの技術を身に着けて行きたいと思っています。